何年か前の6月にプリンスエドワード島に行った時、一面に背丈の高く藤の花を逆さにしたような花が
たくさん咲いていました。色はピンクと紫。たしかルーピンと言う名前で、種を買ってきて庭に蒔きましたが
うまく育ちませんでした。とてもきれいで日本で見かけることはなかったのですが、ガーデニングのお店で
ルピナスと言う名前の良く似た花を見つけました。これは私が見たカナダのルーピンと同じものなのでしょうか?
私はルピナス、タネから育ててみましたよ。
同じ物だったと思うが。
でも高くなってしまってけっこう大変だった。
な〜んていいかげんではいけない。
蔵書を確認したらやっぱり同じものでした。
きれいですよね。
全く同じものです。
ルピナスはラテン語の学名から。
Lupinは英語ではルーピンですが、仏語ではあの泥棒さんと同じ名前です。
和名はノボリフジ。う〜ん、ふーじこちゃん。
ちなみにPEIのルピナスは野生種ではなく、Garden Lupin という栽培種です。
今から30年ほど前、島中を花で飾ろうとしたある人が自費で種を蒔いて増やしたものです。
ですから、モンゴメリの作品の中には出てきません。
ルピナスは種子を蒔いた翌々年の春に花をつけます。
暑さに弱いので、苗のうちは日本の夏はなかなか越せないようです。
九月になって涼しくなってから蒔いたほうがいいようです。豆科ですから移植は出来ません。